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建築ファイル:建築プロセス:パッシブエネルギーの住まい
太陽高度の高い夏には「日射遮蔽」といって、室内に差し込む直射日光を遮ってやることが、空調で冷やされた室内の冷気の温度を保持する条件のひとつです。これを支えるのが建物の断熱性能です。

歴史ある建物の部材「庇」が日射遮蔽には大きな役目を担っている最も経済的手法であるという、村の長老に聞けば「当たり前だろう」と叱られてしまいそうな身近でシンプルな考え方です。

「Sさんの家」は断熱性能の大きな正方形の板を2枚折にして、ボックス状の生活空間の上部から被せてやり、外壁から4方にはみ出す庇部分が日射遮蔽として有効にはたらくようにその寸法が計算されているということです。
どうですか? 庇の出を一生懸命計算する労力の方が、エアコンを何台か買うよりずっとエコ的発想だとは感じませんか?


14:体に触れる細かな配慮(1/10)

キッチン脇のJパネル(杉のムク材)を利用した可動棚は大工さんに作ってもらいました。
おそらく家具工事として製作するより経済的かつ趣があります。
ゴミの分別ボックス置き場としてなど多目的に利用できます。

すぎはら設計 製作協力:株式会社すぎはら設計 ←前のページ | 次のページ→

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